ウィキペディアへようこそ(書庫)

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This page is a translated version of the page Welcome to Wikipedia (Bookshelf) and the translation is 100% complete.
Thank you for translating! :)


Info

The first edition of this material got printed in this version in early September 2010. Ideas for further improvement are highly welcome. Please use the discussion page to leave a comment. --Frank Schulenburg 16:59, 3 September 2010 (UTC)[reply]

Translations:

NOTE 1: The development page for this deliverable is available here.
NOTE 2: Text in [square brackets] is not printed.


[表紙]

[背景画像は書庫全体に共通です]

この惑星にいる、全ての個々の人が、人間の知識全体に、自由にアクセスできる世界を想像して下さい—ジミー・ウェールズ


[パンフレットのタイトル:]ウィキペディアへようこそ

[ウィキペディアのロゴ]

ウィキペディアへようこそ

ウィキペディアは世界最大の百科事典です。毎日、世界中の10万人以上の貢献者の手で作られ、維持されています。毎月、ウィキペディアを訪れるユニークな閲覧者数は3億8800万人超といわれています。1600万以上の記事を260以上の言語で掲載するウィキペディア。これは自由に無料で使え、自由に編集できて広告からも自由です。(数値は2010年7月時点)

"〔サラ{new01.bmp}〕"こんにちは! 私の名前はサラです。私がウィキペディアを使うのは、いつでも、ある主題についてもっと詳しく知りたいとき。でも最近、こういう記事は誰が書いたのだろう、どうして記事の内容がときどき変わるのだろうと感じています。誰でもウィキペディアを編集していいんだと書いてありました。私にもできるでしょうか。どうやればいいんでしょう?

「ウィキペディアへようこそ」を読み終えるころ、あなたは以下のことができるようになっているはずです。

  • ウィキペディアの仕組みを理解する
  • ウィキペディアの利用者アカウントを作る
  • ウィキペディアのユーザーインターフェースを理解する
  • ウィキペディアに貢献するさまざまな方法を挙げる
  • 自分の会話ページで他のユーザーと対話する
  • ウィキペディアにおいて、どのように記事が育つか解説する
  • 良質な記事の特徴を説明する
  • 新しい記事を作成する

ウィキペディアの仕組みは?

ウィキペディアにおいて利用者が目にするものはすべて、皆さんのような人々によって書かれたものです。実際、もし誰も継続的に情報や画像、データを貢献なかったとしたら、ウィキペディアは世界最大のオンライン百科事典として成立することはなかったはずです。ウィキペディアはおよそ1日に1200件の記事分ずつ成長し、月間最低400万件の貢献を集めているのです。(数値は2010年7月時点)

投稿者 (ウィキペディアンと呼ばれます) は、誰にでも自由に無料で知識を提供するという目標を共有します。だからこそ、世界各地の人々がボランティアとして無償で、ウィキペディアの記事の質を監視し、改善に費やす時間と努力を捧げる理由なのです。誰もが自由にコンテンツにアクセスし、ダウンロードし、再利用できるウィキペディアは、知識共有のための多くのオプションを提供してくれます。

[Sara {new03.bmp}] でも掲載されるかどうか、誰が決めるの? もしかして、どこかに編集長がいるのかな?

ウィキペディアンが作成する新しい記事は膨大な数におよび、また既存の記事をとても頻繁に編集するため、百科事典全体を見渡して、すべての変更を評価して検証できるほど大きなチームを作ることはほぼ不可能と言えます。むしろ世界中の貢献者からのインプットに頼ることで、ウィキペディアは世界最大の百科事典項目のリポジトリを作成しようとしているのです。

ウィキペディアの改良を目指す参加者のほとんどは、刺激もやりがいもあると感じています。全員で共通の目標に向かって努力すること自体は楽しいものの、ほとんどの人は、知識が世界中で自由に利用できるようにしたいという情熱に突き動かされているのです。

[Sara {new16.bmp}] 世界中の誰もが無料で自由なコンテンツにアクセスできるようにするのって、すごく意味があると思う。もっと教えてほしい。どこから始めたらいいの?

やってみよう!


ウィキペディアの既存の記事を編集できるのは誰ですか? 正解を選びなさい。
編集の経験者のみ
ウィキペディアの編集長
インターネットに接続できる人なら誰でも

この質問や他のクイズへの回答はこのガイドブックの裏表紙をご参照ください。

ウィキペディア・アカウントをつくる

ウィキペディアに記事を書こうとする場合、最初にやると良いことは、利用者アカウントをつくることです。アカウントを使うと、新しく記事 (ページ) を作ったり、画像をアップロードしたり、ページの名称を変えたりすることができます。ウォッチリストなど特別な機能も利用できるようになります。編集中の記事に変更が加えられたか、ウォッチリストを使用するとわかりますし、他の興味深いページをブックマークすることもできます。ウォッチリストに記事を追加するには、記事の上部にある星型のアイコンをクリックします。

さらに重要なのは、編集したすべての内容は利用者アカウントのユーザー名に紐付けされるので、どの利用者も、ウィキペディア上では存在が証明されていることです。これにより、同じ記事を編集する他のユーザーと対話し、コミュニティの信頼できるメンバーになるのに役立ちます。ウィキペディアに慣れてくると、会話ページで発言すべき機会が自然と増えていき、他の人の問題解決を助けようとするかもしれません。

アカウントを持たなくてもウィキペディアの編集はできます。しかし、アカウントなしでは、編集した記事には、コンピュータのIPアドレスが割り当てられます。ウィキペディア・コミュニティーは、IPアドレスからの編集記事を不審に思う傾向があります。特に、IPアドレスを追跡したら学校や企業のネットワークにアクセスした場合、そこの登録されていないユーザーが偏った自分たちの利益に基づいて記事を編集をしているのではと疑ってかかります。公平を保つのが難しい記事を編集することは、ウィキペディアの利益に反するとみなされます。 たとえば、学生が自分の学校に関する記事を編集する場合、学校の全国的な重要性に関する偏った見方があるかもしれません。

ウィキペディア・アカウントをつくるのは簡単です。個人情報を提供する必要は全くありません。1. ページの右上のログイン/アカウント作成をクリック。2. ユーザー名を決めて入力。3. パスワードを設定。4.アカウント作成をクリック。

[サラ{new05.bmp}] 簡単! アカウントを持てたわ。これで他の投稿者と一緒に良質な記事をつくっていけるわ。

やってみよう!


1 ウィキペディアの利用者アカウントをつくろう
2 お気に入りのウィキペディア記事の「ウォッチリスト」を作るには、記事のページの上の星型マークをクリック。ウォッチリストを見ると、記事がどのように変更されたか履歴を追跡できる。

ウィキペディアのユーザーインターフェイスとは

ウィキペディアの入り口、メインページ。

  • [会話] 会話つまりディスカッションはどの記事でもページ上部に表示されます。会話ページとは寄稿者同士の対話の場所であり、記事の構成を考え記事の内容の共通理解を築くなどの共同作業を計画したり助力を依頼したりするためにお使いください。
  • [最近の更新] 最近の更新ページにはウィキペディアの全ページから編集が行われたものを時間軸に沿って表示します。修正が必要なエラーや不正行為を見つけることができます。
  • [ヘルプ] ヘルプとはウィキペディアの使い方を覚える上で助けになるページを指します。
  • [ウィキペディアの言語版] ウィキペディアは250超の言語で提供されます。


[Sara {new012.bmp}] この記事の執筆者は? とってもよい記事だと思う! こんなに質の高いものを自分で書けるかどうか自信がないな。


  • [アカウントを作成] アカウントを作成ボタンはページ右上角にあります。ウィキペディアの機能すべてが使えるようになる上、オンラインの利用者プロフィールが作成できるボタンです。
  • [履歴表示] 履歴表示を開くと、そのページの過去版を参照できます。
  • [検索] 検索で探したいものに対応するページへ移動します。もしまだ記事が未作成でしたら、検索窓に入力した語句 (の組み合わせ) でヒットした記事を一覧にして表示します。



使ってみよう!


1 まず最近の更新を押して表示された記事名からどれかを選んで、ページの一覧を見ます。編集はどれもタイムスタンンプと、利用者もしくはIPアドレスを記録してあります。また、編集者が編集内容をどのように記述したか読んでみてください。編集内容を説明すると、ほかの人にどんな意図で編集したか伝わるため、編集の練習にもなります。 2 Sara の知人の Josh が編集に取り掛かったようですね。どうやらウィキペディアの方針とガイドライン、コミュニティの決まりや編集者のための全般的なヘルプを参照しようとしているようです。では、どこを探せばよいでしょうか?
正しい答えを選んでください:
最近の更新
ヘルプページ
検索

どう貢献できるか?

ウィキペディアには、いろいろな役割があることをご存じですか。記事を書くことはたくさんの選択肢のなかの一つにしかすぎません。ここでは、その他の役割について説明します。
ウィキノーム: 例えばスペルの修正など、マイナーな編集を行います。記事のノートページをクリックして開き、著者にメッセージを残して記事の改善を提案します。
編集者: 記事の用語と文法を改善します。
管理者: 記事の偏った編集を監視し、修正します。管理者つまりメンテナーは、個人的な議題や政治的・哲学的観点から寄稿者が行った変更を監視し、記事で事実の正確さが維持されるようにします。
調停者: 争いに発展したトピックの議論を調整し解決するのを手助けします。寄稿者の行動に関する指針を提供する役目があります。
イラストレーター: 記事に関連する画像、写真、地図など視覚資料をアップロードします。
フォーマッター: マークアップを使用して記事を構成するか、または"wikifies"つまりウィキ化して、記事を読みやすくします。
執筆者: 書籍、ウェブサイト、新聞その他の信頼できる情報源から情報を記事に追加します。 オーサーは新しい記事の作成もします。


[サラ{new017.bmp}] 私は、ちょうどパキスタンの都市、ラホールの記事で歴史的事実を修正したの。何を修正したと思う? 私の修正集内容は、ページを保存するとすぐに公開されたわ。とてもワクワクする!

利用者ページと会話ページ

毎日ウィキペディアを編集する投稿者は何千人もいます。一部の編集は検証できなかったり、偏見を含んでいることがあります。そのため、ウィキペディアにおける一部の人は最近の更新(画面左のメニューバーのメインメニューの下)を利用して、ほとんどすべての編集を監視しています。この機能はウィキペディアの特定の言語版で行われたすべての編集の概要を提供するものです。一部のウィキペディアンは膨大な数の編集を監視しているせいで、ときには内容は正確でもうまく書かれていない編集を削除することがあります。自分がそんな目に遭わないためには、事実に基づいて書き、出典として信頼できる情報源を使うことが重要です。

あなた自身について、また何に関心があるのか、利用者ページに情報を追加しましょう。利用者ページの手入れを続けると、信用を確立し、編集内容に信頼性をもたらすのに適しています。どのアカウントにも利用者ページと議論ページが備わっています。画面の上部には、利用者ページと議論ページへのリンクが置かれています。その中に上半身の形のアイコンがあり、隣に表示された利用者名をクリックすると、利用者ページが開きます。編集ボタンをクリック、あなた自身について書きこんでください。入力が終了したら、画面下部にある変更を公開ボタンをクリックします。

サラ「何が起こったの?記事の編集が終了しました。誰かがそれを取り出したのですか?なぜそんなことを?」


やってみよう!


サラは訪れた場所の写真を撮るのが好きです。もし、彼女がWikipediaに自分が撮った写真を投稿したら彼女は何になるでしょうか?
イラストレーター
作家
調停者
フォーマッター


ユーザーページでは、あなた自身について特別な知識や特定の記事への興味について述べることができます。ここはまた、あなたの所属に言及できる場所、あるいはまた潜在的な利益相反のある対象の開示に使用します。たとえば、自分が働いている組織に関する記事を編集しようとしても、中立性を保つのは難しいかもしれません。ただし、組織の詳細な知識を活用して、検証可能な情報源をリストすることはできます。この方法だと組織に関する不正確または古くなった情報を読んだとき、記事のノートページにその点を指摘し、話し合いの場として自分の利用者ページを指定すると、記事の執筆者に集まってもらうことができます。主要記事の作者を示すメッセージを残すことができます。すると執筆者の皆さんはあなたが示した出典を吟味した上で、それらを使ってウィキペディアの記事を更新することができます。

会話ページノートページは、他の投稿者があなたにメッセージを残すことができる場所で、あなたからの返信にも使えます。多くの投稿者が新しいユーザーに歓迎の挨拶を残しています。他の人はこの名前空間を使って会話を始め、あなたと知り合いになろうとしたり、あなたの編集内容について質問するかもしれません。

すべての記事にはノートページも備わっています。このページはウィキペディアンがコンテンツの共同作業と、見解の衝突の解決法を話し合うために使用します。誰かに、あなたの編集の根拠が不適切だと思われた場合や、別の記事もお勧めして目を通してほしいと頼む場合は、記事のノートページを使用します。そのページでは記事の修正や拡張をお願いする場としても適しています。

ディスカッションとマイトークはコミュニティによってトークページと呼ぶこともある。

[サラ{new013.bmp}] 「あれ、誰かが私の会話ページにメモを残したみたい。出典を引用していないため、編集内容が差し戻されたんですって。あの事実は政府のウェブサイトに記載されているので、もう一度編集しよう。記事の下にある、参考文献の節に出典を書けばいいのね。それでうまくいくはず。」



やってみよう!


  • 自分の利用者ページを編集するには、ユーザー名をクリックし、編集をクリックします。

編集ツールバーのさまざまなオプションを調べてみよう - B太字)、Iイタリック)、それから鎖の形のリンク記号(リンク)などがあります。 書式設定ツールを表示するには、詳細設定をクリックします。
Wikiマークアップの早見表は、このリファレンスガイドの巻末にあります。

記事の一生

ウィキペディアの記事は、詳しく、そしてより良く書かれるべきだが、誰も、1回の下書きで、包括的な記事を書けるとは思っていない。記事は、典型的に短いものから始まり、しばしば以下のようなパターンで、広がった共著に成長する:

•最も秀逸な記事は、最初は小さくまとまった中にトピックの要約 (概要) 、特筆すべき理由 (「初の」「最大の」あるいは「……の首都」など) を述べた文と、ウィキペディア外部にあり、トピックの存在や重要性を検証できる (信用できる出版物やウェブサイト) の情報源で構成されています。このような基本的な記事を「スタブ」("stub"=書きかけ) とも呼びます。もし、これら3要素のいずれかが足りない場合、コミュニティにより、重要なトピックではないと想定され、記事が削除される可能性があります。

•他のユーザーが記事にテキストや画像を加えるにつれて、その記事は単なるトピックの概要から、歴史的な要素 (例:「1923年に新しい要因が…」) や、グローバルな要素 (例:「ヨーロッパでは、これは……のように理解された」) など様々な観点をまとめて、より詳しい記事へと成長します。活発な貢献者は、それらの記事をウィキペディアの編集者同士の査読に推薦します。このプロセスは幅広い層のウィキペディアンのグループによって、記事の質をかなり精密に調査する課程でもあります。特に大規模な作業が行われた記事に、このプロセスが適用されます。査読者は同じ編集者同士として、コメントや質問、提案を寄せ、その対応もこのとき行われます。こうしたフィードバックに基づき、執筆者は記事のノートページを用いて質向上の段取りを計画するわけです。

  • 最終的に、記事はとてもよく書いてあって出典が明らかで理解しやすく、それ以上は専門家しか価値を高められないレベルに到達します。そのような記事は良質な記事に指定される場合があります。記事によってはコミュニティから秀逸な記事として認られることでしょう。すると選り抜き記事にも指定され、ウィキペディアのメインページに置かれます。このレベルにまで記事を仕上げるには、時間と労力が必要です。共同作業で記事を育て、みごとに選り抜き記事選出を果たすと喜びも大きく、また、あなた自身のウィキペディアのコミュニティでの地位も高まります。他のどの記事もそうであるように、選り抜き記事であっても、その後、誰かの手で編集が重ねられていくのです。


[Sara {new015.bmp}]私の夢は、何百万もの読者がいるウェブサイトのメインページに表示されるような記事に貢献することです。



やってみよう!


  • ウィキペディアの相互評価のプロセスに含まれているのはどれか、正しいものを答えなさい。

ウィキペディアンのグループによる記事の質の評価

専門家のグループによる記事の質の評価

ウィキメディア財団による記事の質の評価

良質な記事の条件は?

ウィキペディアの場合、良質な記事の条件とは構成がよく練ってあり、百科事典にふさわしい内容で、活発なコミュニティに見守られていることです。

構成:記事の構成が明確だと、読者は情報を探しやすく、編集者は特定の話題に関わる要素をきちんと整備することができます。構成のしかたを覚えるにはウィキペディアの記事で最も優れた「秀逸な記事」から学ぶことができます。ウィキペディアのメインページで探しましょう。「選り抜き記事」という見出しの最後の行に良質な記事というリンクがありますので、クリックして移動したら、良質な記事の一覧まで画面を下へ移動し、面白そうな記事を選んでクリックして開きます。

良質な記事はほぼすべて、次の構成でなりたっています。

  • 導入部は記事の重要ポイントをまとめてあります。ここには見出しはありません。
  • 本文とは導入部に続く記事の本体で、見出しで節を割って、さらに小見出しを使い下位の節に整理してあります。たとえば国・地方・都道府県や市町村に関する記事だと、次の見出しが使われます。歴史、地理、気候、経済、自治体、人口、文化などです。
  • 付録脚注は記事本文の後に置かれます。参考文献やウィキペディア上の別の記事へのリンク、注釈、出典がここに入ります。関連文献や外部サイトへのリンクもあります。

コンテンツ:ウィキペディアンの皆さんの中には、記事の質はコンテンツで決まると考える人が大勢います。質を常に高く保つため、ウィキペディアのコミュニティによる4つのガイドラインが作成されました。

  • 典拠を示す:執筆者の皆さんには、執筆内容の関連情報を探して情報源を示すようにお勧めしています。事実と呼ぶためには、信頼に値する情報源に検証情報が掲載されている必要があります。
  • 中立な視点:公平に、偏重を含まず、これまでに発表された著名な意見に支持されるののであること。
  • 広告宣伝は載せない:宣伝用の資料や使用法の説明、履歴書や販売カタログは、ウィキペディアに掲載できません。
  • 独自研究は禁止:個人の新しい思いつき (ウィキペディアではこれを「独自研究」と呼びます)、あるいは特定の主題に関する個人的な意見を主題として扱うことは適切ではありません。

コミュニティ: ウィキペディアに寄せられた貢献はすべて、一般に向けて著作権を主張しません。つまりどの記事にもオーナーは存在しないという意味です。だれが何を書いても、ほかの大勢の編集者の加筆や修正がたくさん加わります。言い方を変えるなら、誰でも意思決定に参加できるわけです。コミュニティでは、ノートページ上で記事の構成を決めていきます。もちろん皆さんの意見が揃わない事態もあるわけで、その場合はヘルプ > 他の利用者と交流すると押してページを開いてください。執筆者や編集者で経験を積んだ人から、編集者同士の意見の相違を解決する貴重なヒントをもらえるかもしれません。


[Sara{new010.bmp}]このテーマを書いた記事が見つからない。だれか記事を書いてくれるのを待ったほうがいいのかな?

やってみよう!


  • 記事の本文に見出しがまったくありません。次の中から正しい答えを選んでください。


  • 良質な百科事典の記事に欠かせない要素とは? 正しい答えを複数、選んでください。

検証が可能な典拠を示してある
中立な立場
ハウツーが示してある
概要、本文、脚注

記事の新規作成

ウィキペディアにまだ記事が成立していないトピックは世界中にたくさんあります。もしそんなトピックを発見したら、まずそのトピックをいろいろに言い換えて検索してみてください。たとえば漢字と仮名の組み合わせを変えてみます。あるいは欧文のつづりかたを工夫してもいいかもしれません。あるいは、関連事項のなかで記述していないか、チェックしましょう。たとえば特定の島がウィキペディアに載っていないとしても、所属する国の記事に書いてないでしょうか。どう探してもウィキペディアにはない場合、ガレージバンドやブログの主のように、あまりにも存在自体が無名なのかもしれません。ただし、そのトピックがウィキペディアに本当に含まれるべきだと感じる場合は、自分で記事を作成することを検討してください。

記事の題名を検索します。すると、もし同名の記事が存在しない場合は、赤いハイパーリンクで表示されます。そのリンクをクリックすると、その記事を新規作成して編集作業が始まります。

新しい記事を作成するとき、次の3ポイントをおえるとよいスタートができます。

  1. テーマの概要
  2. このテーマが特筆に価する理由
  3. 信頼できる情報源に、このテーマに関する典拠がある


[Sara{new02.bmp}] できた、私が初めて書いたウィキペディアの記事がインターネットに載ったよ! さて、コミュニティの皆さんがこの記事をどう育ててくれるか楽しみだな。

記事を書き始めるには、作業空間が必要です。ワークスペースとして、自分用のサンドボックスという"練習用ページ"を作成し、記事に必要な3つの重要ポイントがすべて揃うまで、十分に記事を練りましょう。

自分専用サンドボックスの作り方:利用者ページを開く > 編集をクリック > [[User:<自分の利用者名>/Sandbox]]と入力 > 変更を公開を押す > 今作ったばかりのリンクを押す。すると開いたページがあなた専用のサンドボックスという練習用ページです!

サンドボックスで記事を書いていきます。編集作業が終わるたび、必ず保存ボタンを押しましょう。記事が完成したと思ったら、そのテーマに興味を持ちそうなウィキペディア編集者を探します。よく似たテーマの記事を見つけて履歴表示タブを押すと、過去版の一覧が表示され、その記事に手を加えたのは誰か閲覧できます。利用者名の横の会話を押すと、その人専用の会話ページに飛ぶので、記事を査読してくれるようにお願いを書き込みます。そして査読を受けて修正などが済んだら、サンドボックスの内容をコピーして、既存のページの追加したい節を表示させ、編集ボタンをクリック。コピーしておいた内容をペーストしたらページを保存します。こうして新しいページが完成しました。でも、これでおしまいではないのです。記事の中身に関連するページに、作った場狩野ページをリンクしましょう。



やってみよう!


  • 新しい記事に欠かせない3つの要素とはなんでしたか? 正しい答えを選んでください。

説明、特筆性、典拠
説明、画像、その他の記事へのリンク
記事名、特筆性、典拠

ウィキペディアンになる

[Sara {new019.bmp}] 来月、モロッコに旅行するんだけど、ウィキペディアのブックを新規作成という機能を使ってみたいの。[画面左手のメニューを指差すサラ。]旅行に関係のある記事を全部集めてプリントアウトしたら、私専用の旅行ガイドができるでしょ。最初に思っていたより、ウィキペディアにはたくさん機能があるんだよね。


[Sara{new011.bmp}] まあね、時間はいくらあっても足りない! ページのいちばん上に投稿記録があったから押してみたんだけど、もう100回以上も編集しているんだ。いろいろなウィキペディアンに出会えてすごく楽しかったし、いい記事も書けたし、フリーな知識を広めるのにお役に立ったと自覚しちゃった!



さて、「ウィキペディアへようこそ」の読了、お疲れ様でした。これで以下のことが身に着いたはずです。

  • ウィキペディアの仕組み
  • ウィキペディアに利用者アカウントを作る方法
  • ウィキペディアのUI (ユーザーインターフェース) の使い方
  • どうすればウィキペディアに貢献できるか、複数の方法を述べること
  • 自分のトークページでほかの利用者と対話する
  • ウィキペディアで生地を育てる方法
  • 良質な記事の要件を説明する
  • 新しく記事を執筆する

この使い方ガイドは「ウィキメディア書庫プロジェクト」がお届けしました。「ウィキペディアへようこそ」その他の資料を書庫からダウンロードするには、次のリンクを開いてください。 http://bookshelf.wikimedia.org

このリンク先から原文ファイルを入手すると、書庫の資料の翻訳やカスタム化、再利用などができます。

ウィキのマークアップ用ヒント集 [裏表紙の袖]

記事に編集を加えるには、記事の上端にある編集ボタンを押し、編集作業をしてから変更を公開ボタンを押します。するとあなたが編集した内容は、ページを閲覧する人全員に表示されます。追加したい情報、間違いの修正があれば、また編集作業に取り掛かりましょう。間違いを恐れる必要はありません - 完全に消去することは不可能な仕組みだからです。ある記事に加えられた過去の編集内容は、過去版として編集履歴ボタンを押すと閲覧でき、行の右端にある取り消しボタンを押せば、以前の版に差し戻しができるのです。

ウィキのマークアップでよくある質問に対して、以下にショートカット集を作りました。ウィキペディアの記事を編集するとき、きっとお役に立つはずです。

説明文 - 入力する文字列 - 表示される内容

  • 斜体 - ''斜体'' - イタリック体のこと
  • 太字 - '''太字''' - 太字
  • 節の見出し -

==大見出し== - [画像を追加]

===中見出し=== - [画像を追加]
====小見出し==== - [画像を追加]
  • ウィキペディアの他の記事にリンクさせる (内部リンク) - [[ウィリアム・シェイクスピア]] - [画像を追加]
ページ名を別の文字列で表示する - [[ウィリアム・シェイクスピア |シェイクスピア]] - [画像を追加] - [画像を追加]
  • ウィキペディアではないサイトにリンクさせる (外部リンク) - [http://www.whitehouse.gov Whitehouse website] - [画像を追加]
  • 箇条書き -

* 箇条書き - [画像を追加]
** 箇条書き
数字付き箇条書き -
# 項目名 - [画像を追加]
## 項目名

  • 画像にキャプションを付ける - [[File:Example.png|キャプションの文字列]] - [画像を追加]
  • 利用者の署名を会話ページやノートページに記す- ~~~~ - [画像を追加]
  • 出典 - <ref><ref name="test">[http://www.example.org リンク名の文字列]、その他の文章。</ref> - [画像を追加]
  • 出典を表示させる - <references/> - [画像を追加]

書式設定のヒントは、画面左のメニューバーにあるヘルプを押して探せます。

やってみよう! answer Key [裏表紙の内側・通称、表4]

ウィキペディアの仕組みは?
ウィキペディアの記事を書いてもよいのは誰ですか?
インターネットに接続できる人なら誰でもOK

ウィキペディアのユーザーインターフェース (UI)
ジョシュはサラの知人で、編集の初心者です。ウィキペディアの方針やガイドライン、コミュニティの決まりや編集者向けのヘルプ全般がなにか知りたいようです。どのページを開くと役に立ちそうですか?
ヘルプページ

私にもできる貢献とは
サラは旅先で写真を取るのが好きです。そんなサラがウィキペディアに貢献する方法は:
イラストを描いて投稿する

記事の誕生から完成まで

  • ウィキペディアの編集者同士による査読とは何を行うことですか?

複数のウィキペディアンが特定の記事を評価すること

良質な記事の構成とは
1. 記事本文に見出しがない。

良質な百科事典の記事の要件とは?
検証可能性
中立的な見解
導入部、脚注

記事を新規に作成
新しい記事を書くなら、必要な3要素とはなんでしたか?
概要、特筆性、典拠

[裏表紙]

ウィキペディアの利用者は毎日1200万人。あなたもそのひとりですか?

今日も明日も、世界中の人々がウィキペディアを使って宿題に取り組んだり、事業計画を練ったり、自分の趣味の調べものをしたり、旅行計画を立てたりしています。新しいアイデアを求めて、あるいは他の利用者とコンセプトを話し合うために集まってきます。まだ行ったことのない土地を探検したり、古代の文明、芸術や政治、最近のできごとを訪ねたりするのです。

ウィキペディアにようこそ (Welcome to Wikipedia) は、次の一歩を踏み出したい人、これまでで最大の共有できる知識の蓄積に書き足し、人類がだれでも自由に使えるようにしたいと願う人のためにまとめた参考書でガイドブックです。

サラという登場人物と一緒に、生まれて初めてウィキペディアで編集をするプロセスをたどってみましょう。その途中で重要なコンセプトに出会ってガイドラインや情報を学び、ツールの使い方を覚え、ウィキペディアに貢献する力が身に着いていきます。

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