Translations:GLAM/Case studies/University of São Paulo Museum of Veterinary Anatomy/9/ja
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- コンテキスト: ブラジルの事情では博物館を対象とした最大の提携関係であり (2014年には公文書館とGLAMイニシアチブを組織)、何が必要か把握し、この活動に必要な作業量の評価を試みました。
- 機会の評価: これまでに実践した作業に照らし、博物館のニーズを評価。もっとも好適な条件は、博物館収蔵品はすでに全点、大学教授の撮影による写真が揃っていました。写真は高品質で、また作品の帰属を正しく表示する範囲において撮影者がコモンズへのアップロードに前向きで、画像をCC-BY-SA 4.0の元にアップロードすることに同意が成立。ただし博物館には正式な登録台帳がないため、画像には強固なメタデータが欠落していました。そこで提携の交渉においては台帳作りという利点があることを博物館に明示しました。
- パイロット版: Commonsにアップロードする能力のテスト用に、数百枚の作業対象画像から4点を選択しました。これは良い試みで、最初、パイロット版は失敗で、OTRSの手順をほとんど理解していなかったことが原因で写真は削除されてしまい、作業を適切に進行させるにはコミュニティの皆さんの支援を増やす必要が出ました。問題解決に当たり博物館に依頼し、博物館のウェブサイト上にこの活動をポルトガル語と英語で公表、また資料のアップロード担当として特定の利用者の承認を得ました。次に独自の機関ライセンステンプレートを作成(Template:MAV-FMVZ_USP-license)、アップロードするすべての画像に添付する体制作りをしました。
- サポートを取り付ける: サンパウロ大学に奉職する私は職務の一環として、ある学生と小額ですが報酬を渡してこのGLAMイニシアチブにサポートを取り付けました。この学生は博物館の部長職の皆さんを補佐し、主に収蔵品台帳を正規の形にまとめる準備を手伝い、コモンズへの画像アップロードを担当しました。台帳作成は非常に時間のかかる作業であり、作業のテンポは遅いままでした。2週間単位でアップロードできた写真は30点前後で、週間10時間程度の作業を必要としました。メタデータの作成には主に3段階ありました。博物館の展示品の正確な種を特定すること、紙の情報カードに書かれた内容を電子データベースに転記するにつき主に保存技術に関して入力すること、そして獣医解剖学の教授2人と情報を確認すること。
- 作業の共有: このイニシアチブに関連して博物館の部長職のひとりから強力を得て、獣医解剖学を主題にエディタソンを企画。神経科学と数学を主題とするエディタソンを開催しており、ウィキメディア財団からの支援を受けた関連の活動として実施しました。それに関する説明文書の一部はこちら。
- エディタソンのサイト
- 助成金の申請
- 助成金。
- 注記:この助成金申請に関しては、その他の設定、特に教育関連で利用できるアウトリーチ向けのリソースを申請することも有効。
- コミュニティの関与 プロジェクトによりアップロードできたメディアを対象に、コミュニティからの働きかけが増え、それを次のように評価しました:
- アップロードが進むにつれ、多くのプロジェクトに利用された理由は、それまで挿絵のないままだったテーマに適していたことが大きいと考えます。私自身、これら画像を記事に添付し、ブラジル出身のボランティアも同様の使い方をしています。例えばRodrigo Tetsuo Argentonという人の場合 {コモンズご参照: Rodrigo.Argenton)、画像の画質向上に集中して作業しています。主に色相調整と背景の整理、コントラストや色調の改善、コントラスト低減と輝度調整、構造と質感。取り組んだ画像は次のとおり。
- File:Avestruz alta.jpg
- File:Technique of dehydration applied in a foal.jpg
- File:Suíno alta.jpg
- File:Capybara skeleton.jpg
- File:Skull of crocodile (Crocodylidae).jpg
- File:Goat skull (MAV FMVZ USP).jpg
- File:Equine forelimb.jpg
- File:Vinylite and corrosion applied in a horse hoof.jpg
- File:Equine head.jpg
- この時点でアップロード画像は合計95点、そのうちおよそ20点は高品質もしくは特集画像に推薦、3点は「今日の一枚」に選出。
- さらに、より幅広いウィキメディアのコミュニティへの働きかけにより、博物館にとって収蔵品の理解が深まりました。例えば英語版ウィキペディアの編集者たちにより、展示品の解説の間違いが訂正されました。サンパウロ大学のボランティアと獣医解剖学の教授の共同作業で、それまで博物館の部長によって乾燥した子馬とされてきたのはミニ馬の子どもの誤りで、数年前に博物館に寄贈されたものという正確な説明に訂正されました。
- アップロードが進むにつれ、多くのプロジェクトに利用された理由は、それまで挿絵のないままだったテーマに適していたことが大きいと考えます。私自身、これら画像を記事に添付し、ブラジル出身のボランティアも同様の使い方をしています。例えばRodrigo Tetsuo Argentonという人の場合 {コモンズご参照: Rodrigo.Argenton)、画像の画質向上に集中して作業しています。主に色相調整と背景の整理、コントラストや色調の改善、コントラスト低減と輝度調整、構造と質感。取り組んだ画像は次のとおり。